こんにちは。男性向けジャムウショップ「エムズジャムウマーケット」不思議店長です。
今日はバリ島の音楽・ガンムラン(Gamelan)についてお話します。
バリ島に到着して、空港ロビーを歩いていると、聞こえてくる音楽、あれがガムランです。
ガムランは、インドネシアの伝統的民族音楽の総称ですが、今はガムランといえば、バリ島の伝統音楽というイメージが強いですね。
ガムランは、「ガルム(叩く)」という動詞の名詞形で、その名の通り大小さまざまな銅鑼や鉄琴などを叩いて音を出す楽器が中心となっていますが、バリ島では他にも竹製のものや、笛を使うこともあります。
ガムランは、ガンサと言われる鉄琴の甲高い音とゴングと呼ばれる銅鑼やレヨンという、鐘を伏せたような楽器からでる中・低音がまじりあった、華やかでいて、落ち着きのある不思議な音楽です。
バリ島の伝統舞踊、バリ舞踊にはガムランの演奏が必ず付いているので、ガムラン=バリ舞踊のBGMといった理解をされている方も多いと思いますが、お寺のお祭りオダランやお葬式ガベンの時などは、音楽(ガムラン)だけ演奏されることがあります。特に、ガベンでの行列や、オダランの時に行われるパレードの時は、バリ舞踊の時とはまた違った、華やかで派手なガムラン演奏を聴くことができます。
こちらの写真は、先日行われた、ウブド・ハヌマン通りにあるお寺のオダランの際、奉納された女性中心のガムラン隊による演奏の様子です。このように、オダランの時はガムランだけ奉納されることがあり、マナーを守れば一般旅行客も見ることができます。
休憩をはさんで約2時間の演奏でしたが、地元の方以外にもたくさんの観光客が集まっていました。