こんにちは!
男性向けジャムウショップ「エムズジャムウマーケット」の不思議店長です。

今日は、バリ島の一般家庭の食事事情についてお話をしたいと思います。

ただしこれは、伝統的な農家での食事事情です。

 

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日本では、食事の時間は大体決まっていますよね。

朝、昼、夜の3回食事をとり、だいたい一家そろって食事と、なりますがバリ島ではちょっとその事情が違ってきます。

朝、夜明けとともに起きてきて、お母さん(イブ)がパサール(市場)に行って肉や野菜などの食材を買ってきて、食事の準備に取り掛かります。

お父さんたちは、もう少し遅く起きてきて、まずは砂糖をたっぷり入れたコーヒー(バリコピ)と、お菓子などをちょっとつまみ、田んぼや畑に出掛けていきます。

 

だいたい10時過ぎぐらいにお父さんたちは畑仕事から帰ってきて、ここで朝食。

といっても、一家そろってではなく、手が空いた人から台所に行って、ご飯とおかずを取り、めいめい好きなところで食べます。

自分の部屋で食べる人や、庭で食べる人、まちまちです。

日本のように一家そろって、と言うことはありません。

 

食事がすむと、昼寝をしたり、家事をしたりします。

昼過ぎ、またお父さんは畑や田んぼに行ってお仕事。

そして、夕方になると家に帰ってきてマンディ(水浴び)をします。

その後、夕食になりますが、これも朝食と同じようにめいめいが台所に行って、好きなところで食べます。

ただし、ご飯やおかずは朝イブが作ったもの。つまり食事は1日1回しか作りません。

 

夕方ご飯を食べようと思った時、ご飯がなかったり、夜おなかがすいた時はどうするか・・・?

そういう時は村の中心部まで出ていくと、バクソやマルタバなどを売る屋台やワルンがあるので、そこで何か買って食べます。

また、食事のおかずですが日本の食卓のようにいろいろなおかずはありません。

だいたいが、鶏肉をあげたもの、イワシなどの小魚を煮たもの、野菜炒め、豆腐やテンペ(インドネシアの納豆と呼ばれる大豆を使った発酵食品)などで、どれも濃いめの味付けをしています。

濃いめの味付けをした少量のおかずで、大量の白米を食べるのがバリ島の食事になります。

 

そして、おかずは一日に一回しか作らないので、揚げたり炒めたりして痛みにくいものばかりとなります。

また、肉や魚も生臭いものが嫌いなので、香辛料をたっぷり使い肉や魚の匂いを消したものばかりになります。

食材もそれほど豊富ではありませんし、暑い土地柄、十分に火を通したものに限られるのでおかずの種類はあまりありません。

ほぼ、同じ食べ物を毎日食べているといった感じです。

 

今回紹介したのは、昔ながらの生活をしている一般的な家庭でした。

最近は会社勤めをする方も増え、また欧米や日本の文化も入ってきているので、朝昼晩と3度とる食事スタイルや一家団欒の食事スタイルも増えてきました。

バリ島の方がすべてこのような食事スタイルと言うわけではありません。

下宿で朝ごはんと晩ごはんを出してもらっているけど、たまには日本食が食べたいな~と思っている不思議店長のショップはこちら>>エムズジャムウマーケット


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