こんにちは!
男性向けジャムウショップ「エムズジャムウマーケット」の不思議店長です。
今日は庶民の台所パサールについて、お話をします。
パサールとは、市場。
スーパーマーケットやコンビエンスストアーがある現代でも変わらず庶民の台所として、各村々にあります。
パサールの規模や広さは村によって違いますが、だいたいが広場のような場所を囲むように建物が建っています。
建物は、常設のお店で衣類や乾物など売っています。
こちらは、ウブド王宮の前にあるウブド市場(パサール・ウブド)。ウブドの人々の生活の中心です。
ちなみに、現在公開中の映画「食べて、祈って、恋をして」でも、この市場が出てきます。
このパサール・ウブドが一番活気つくのは、やはり朝ですね。
早朝、ウブド郊外の村から農家のおばさん達が自分たちが作った野菜や、鶏、生鮮食品を持ってパサールに集まります。
村中の人は、一日の食材を、この時パサールに買いに来ます。パサールは、安くて、新鮮な食材がそろっているのです。
朝のパサールで売っているのは、野菜、肉(鶏、ブタなど)、卵、フルーツなどの生鮮食品のほかに、花、バナナの葉っぱ、ヤシの葉、お線香などお供えや祭事に使うもの、お菓子、お弁当(ナシ・ブンクス)、ジュースなどの飲食物など生活に密着したものばかり。
さらに、衣類(新品もあれば古着もあります)などもあるのです。
この朝市は大体10時頃には終了してしまいます。
朝市が終了すると、広場でお店を広げていた農家のおばさんたちは、店をたたんで家に帰り、変わってそれまで閉じられていた常設のお店が開店します。これら常設のお店の大半は観光客向けのお土産店で、ウブド市場はたくさんのお土産屋さんがひしめくお土産市場になります。
このお土産市場には、アタ製品やガムランボール、かばん、絵画、木彫り人形など、ありとあらゆるバリ雑貨が売られています。
しかし、定価はなく、値段はすべて交渉性。また、日本のように品質保証もないので、自分で品質をシッカリ確認して、納得いく値段交渉をしなくてはいけないので、交渉に慣れていない方にはちょっと難しいかもしれません。
観光客の皆さんは、お昼のパサールしか行かれたことがないかと思いますが、機会があればぜひ、朝のパサールも覗いてみてください。新しい発見が沢山ありますよ。
最近、下宿でご飯を作ってもらっているので、めっきりパサールにいかなくなってしまった不思議店長のお店「エムズジャムウマーケット」はこちら~