こんにちは。
男性向けジャムウショップ・エムズジャムウマーケットの不思議店長です。
今日は、バリ島でのバイク購入についてお話をします。
バリ島に長期滞在していると、どうしてもバイクや車がほしくなります。バスなどの公共交通機関があまりないバリ島ですから、ちょっとどこかに行くのに、タクシーばかりではお金がかかってしまいます。そこで、バイクを購入となるのですが、バイク購入にまつわるノウハウがあまり知られていないので、今回実際にバイクを購入した不思議店長の実体験を元にお話をさせていただきます。
まず、バイクを購入し登録をするのには、インドネシア国民でなければいけません。登録するのに、KTP(カー・テーペーと発音します)という、インドネシア国民の身分証明書が必要です。ただし、外国人でもKITAS(キタスといいます)という暫定居住許可証があれば、このKTPの代わりになります。
つまり、KITASがあれば外国人でもバイクを購入・登録できるのです。
では、KITASを持っていない外国人はどうしているのでしょうか?この場合は友人や知人のインドネシア人の名義で登録をします。ただし、名義人が他人になりますので、信頼のおける友人に名義を借りないと、後々トラブルになりますのでご注意ください。
さて、実際バイクを購入、登録をしてみましょう。
実際の購入はすごく簡単です。バイク屋さんに持っていくものは、お金とKITAS(または知人のKTP)のコピー。これだけで、バイクの購入と登録ができます。まぁ、登録はバイク屋さんがやってくれるのですがね。
そして、いきなりバイクが渡されます。といっても、まだナンバーが来ていないので公道は、走れません。
ナンバーが来るまで、お家に置いておきます。
およそ4日~一週間でバイクのナンバーとSTNK(エス・ティー・エヌ・カー、エステンカーと言います)という書類が届きます。
このSTNKはよく「車検証」と説明されますが、日本で言う所の「納税証明書」に近いものです。
この書類は、バイクを運転するとき、常に携帯しなくてはいけません。
よく、路上でお巡りさんが検問をやっていますが、免許証とこのSTNKをチェックしています。
STNKは有効期限が1年間。1年経ったら、また警察に持っていき、税金を支払って更新します。これをSAMSAT(サムサット)といいます。SAMSATについては、また改めてお話します。
STNKがなかったり、STNKの期限が切れていると、罰金になります。バイクを借りる時は注意してくださいね。
このSTNKとナンバープレートが来たら、バイクを公道で乗ることができます。
バイク購入後2~3カ月すると、BPKB(ベー・ペー・カー・ベー)という書類が来ます。
BPKBは、このようなブックタイプで、「所有者登録書」です。
このBPKBは、SAMSATの時やバイクを販売する時に必要で、通常時は家などに保管しておきます。
と、いうのは登録者が違う人でもこのBPKBを持っている人がそのバイクの正式な所有者とみなされます。そのため、BPKBは借金の担保にもなってしまうのです。
もし、バイクを買うときKITASがなく、人の名義で登録をするとしたら、必ずBPKBをもらってください。そうしないと、バイクの所有権がなくなります。
以上が、バイクを新車で買うときの手続きと、必要書類でした。次回は中古のバイクを買うときの必要書類について、お話をします。
1年半前にYAMAHAのVIXIONというバイクを購入して、今も乗り回している不思議店長のお店「エムズジャムウマーケット」はこちら。