こんにちは。
男性向けジャムウショップ「エムズジャムウマーケット」の不思議店長です。
昨日に引き続き、バリ島でバイクを買うときのノウハウを説明します。昨日は新車を買うときの手順でしたが、今回は中古バイクを買うときの注意事項です。
バリ島で時々道に置いてあるバイクに「Dijual」とか「For sail」と、書いてある事がありますね。これらはすべて、「このバイク売ります」という看板です。
バリ島では、中古バイクを売買する業者もたくさんいますが、このように個人売買も盛んです。個人で売買した方が、業者を通すより手数料分だけ得をするのですね。
日本の感覚だと「業者を通した方が、整備もしてくれるし法的手続きもやってくれるから安心」と感じますが、バリ島では違うのです。
何が違うかと言うと、業者を通しても整備は余りしてくれません。
バリ島では、バイクを販売する業者、バイクを整備する業者、バイクの部品やアクセサリーを売る業者、新車を売る業者、すべて分かれています。(大きなディーラーだと、整備もしてくれますが)ですので、中古車販売業者から買ったと言っても、そのバイクが整備されていると言うわけではないのです。売りものですから、洗車はしてありますけどね。
また、日本では中古車でも所有者が変わればちゃんと、法的手続きをしますが、バリ島では、行いません。元の登録のまま使っています。昨日お話した中で「BPKB」が出てきました。このBPKBを所有している人が、そのバイクの所有者となります。BPKBに違う人が記載されていても、BPKBを所有している人が、バイクの所有者とみなされます。
ですので、中古バイク屋さんや個人からバイクを買ったら、バイクとBPKBとSTNKを受け取れば、その時点で買った人のものになり、そのままバイクを乗ることができます。
ね、結構簡単でしょ?
しかし、簡単だからこそ中古バイクを買うとき、しっかり注意しておかなくてはいけないことがあります。
1.バイクの状態を確認しましょう。
バイクを購入した後、故障や不具合が見つかっても、前のオーナーや販売店は責任をとりません。ですので、買うときにはちゃんと動くか?故障はないか?部品はちゃんとついているか、しっかり確認しましょう。
2.BPKBを確認しましょう
まずBPKBを見せてもらい、そこに記載されているバイクのナンバー、車体番号、エンジン番号に間違いがないかしっかり確認しましょう。時々、盗んできたバイクに違うナンバーやBPKBをつけている悪徳業者もいますから、しっかり確認してください。
3.STNKを確認しましょう
そのバイクのSTNKをシッカリ確認しましょう。有効期限はまだ先か?BPKBの記載事項とSTNKの記載事項に違いはないか?所有者に違いはないか?このSTNKがないと、罰金ものですから、ちゃんと確認してください。
4.BPKBに記載されている所有者のKTPコピーはあるか?
STNKの更新時や、所有者を変更する場合、BPKBに記載されている所有者のKTPのコピーが必要になります。かならず、所有者のKTPコピーをもらっておきましょう。
これらをしっかりチェックした後、いよいよお金を払って購入しますが、購入後にもやることがあります。
バイクを購入したら、その足でベンケルと言われるバイク整備業者にいって、オイル交換と整備をします。中には、何か月もオイル交換をしていないバイクもありますから、きちんとオイル交換、整備をしましょう。
バイクの中古価格ですが、バリ島では日本と違い、中古価格はあまり下がりません。特に購入後3年以内のバイクは新車価格の3/4くらいで売買できます。1ヶ月くらいのバリ島滞在でしたら、バイクはレンタルした方がいいですが、半年以上滞在するなら、バイクを購入し帰国時に売った方が、レンタルするより安く済みます。
バイクの運転には免許証が必要ですが、長期で滞在するのなら、免許証を取って、中古バイクを買うと行動範囲も広がりますよ。
さて、明日はSTNKの延長手続きSAMSATについてお話します。
2年前にホンダ・タイガーというバイクを中古で買って3ヶ月で壊れたという、痛い経験を持つ不思議店長のお店「エムズジャムウマーケット」はこちら。