ジャムウは、植物の根や葉、実など天然ハーブから作られた漢方薬ですから、副作用は少ないですよ。
このようなご案内をしていますが、天然素材だからと言って副作用が全くない、というわけではありません。
たとえば特定の植物やハーブにアレルギーを持っている方が、その植物が配合されたジャムウを飲めば、何らかの障害が出てくる可能性があります。
また、ハーブによっては大量に摂取した場合、人体に有害になるものもあります。
このような理由から、天然ハーブから作られたジャムウといえども、副作用は全くない、というわけではありません。
今回は、精力剤系ジャムウで一番人気を誇る、「コブラX」の副作用について、考えてみたいと思います。
まず、コブラXには、どんなハーブが使われているか?ということですが、それは前回のブログで説明しましたように、以下のハーブが配合されています。
・ユーリコマの根
・ヨヒンベの樹皮
・ナツメグ
・朝鮮人参
・生姜
この中で、注目してもらいたいのが、ユーリコマの根とヨヒンベです。
どちらも、古くから精力剤として使われてきているハーブで、危険性はそれほど大きくありません。
しかし、文献などを調べると、これらハーブを摂取することにより、頭痛、血圧上昇、不眠、不安感などがでるという報告もありました。
また、ナツメグは、大量に摂取すると幻覚を見たり、全身がマヒすることもあるそうです。
朝鮮ニンジンはすっかりおなじみの滋養強壮効果のある植物ですが、これも過剰摂取により不眠症、高血圧、頭痛、アレルギー性皮膚炎を引き起こす可能性があります。
生姜は、一般的な食材で副作用なんかないと思われがちですが、強力な殺菌力、刺激により胃腸を痛める可能性もあります。
コブラXを摂取することにより、上記のような副作用が発生する可能性もあるということです。
しかし、これら副作用は短期間に大量に摂取した場合、あるいは、長期にわたり接種し続けた場合に引き起こされるものだそうです。
つまり、用法、用量をしっかり守れば、大きな問題になるような副作用ではないということなんでしょうね。
ただし、コブラXを服用すると、次のような身体の変化が起こります。
・軽い頭痛や肩、首筋のコリ、ハリ
・目がちかちかしたり、光がまぶしく感じる
・顔がほてり、のぼせたような感覚になる
このような感覚は、我慢できないほど強いものではありませんし、2~3時間たてば治ってしまいます。
コブラXの有効成分が吸収され、血の巡りがよくなったから起きる反応と考えられています。
とはいえ、人によっては、めまいや吐き気を感じる方もいます。
そういう場合は、冷水を飲み、しばらく安静にしていると、治ってきます。
このような方は、コブラXの効果が発揮されやすい方ですので、1回の服用を1錠にされるといいでしょう。
また、副作用を起こさないようにするには、以下のことに気を付けてください。
・心臓疾患、糖尿病、高血圧など疾患のある方は使用しない。
・薬との併用は避ける(他のジャムウとの併用もおススメできません)
・大量摂取、連続接種はおやめください
天然ハーブのジャムウといえど、程度の大小はありますが、全く副作用がない、というわけではありません。
でも、用法、用量をちゃんと守れば、障害のリスクは0に近づけることができます。
十分注意して、コブラXを有意義にご利用くださいね。