タンドゥクルサに含まれる鹿茸とトンカットアリとはなんでしょう?
精力増強系ジャムウ・タンドゥクルサには、多くの精力増強系漢方生薬が配合されています。
その中でも、特に重要なのが鹿の角から作られる鹿茸と、トンカットアリと言われるユーリコマの根。
鹿の角は、古くから不老長寿の妙薬と言われ、漢方薬の世界では珍重されてきました。
また、トンカットアリは、マレーシアでは「森のバイアグラ」と、異名を取るほど、強精剤として有名です。
このページでは、その二つの漢方生薬について、より深く掘り下げていきます。
タンドゥクルサに含まれるトンカットアリとは?
この根は古くから、滋養強壮、精力増強に効ハーブと知られ、「マレーシア人参」「森のバイアグラ」とも呼ばれています。
そんなトンカットアリとは?
日本名:ナガエカサ
学術名:ユーリコマ・ロンギフォリア(Eurycoma Longifolia)
などと言われています。
インドシナ、マレー半島、ボルネオなど東南アジアのひろい地域に自生するニガキ科の植物の一種。
成長すると10mくらいの樹木になります。
このハーブは、古くからマレーシアで飲まれており、トンカットアリとはマレーシアの言葉で「アリさんの杖」と言う意味です。
マレーシアでは、このハーブを滋養強壮、催淫薬、強壮剤として使っています。
また、発熱の治療や、抗マラリア薬としても利用されています。
近年では、マレー大学を始め多くの専門機関がこのトンカットアリの効果に着目して、分析、研究を進めているそうです。
現在のマレーシアでは、男性向け栄養ドリンクとして、コンビニで販売されるほど!
そんな、ポピュラーなハーブとなったトンカットアリですが、以前は「オランアスリ(先住民族)」と呼ばれる、森の中で生活する一部分の人々しか知らないハーブでした。
オランアスリは、このハーブの根っこを細かく砕き、それを煎じて飲むことにより、ハーブの有効成分を接種しています。
それにより、熱帯雨林という過酷な環境の中でも、多くの子宝に恵まれ、たくましく生活していくバイタリティーが生まれていると言えるでしょう。
このトンカットアリには、以下の効果があると言われています。
- 男性機能の改善
- 精子製造促進、精子の質を高めるなどの効果の他に、男性ホルモンの一つであるテストステロンの分泌を促す効果があるそうです。
- 腎機能改善
- 体内の血流が改善され、腎機能や肝機能が改善されるそうです。
- 免疫力の活性化
- 体内の免疫力が活性化され、抗マラリア、抗HIV、抗ガン、抗酸化採用が期待されています。
- その他の効果
- 解熱、消炎、疲労回復、スタミナ増強、糖尿病などの生活習慣病対策、貧血、ストレス緩和など、多くの効果が期待されています。
タンドゥクルサに含まれる鹿茸(ロクジョウ)とは?
鹿茸(ロクジョウ)とは、鹿の角から抽出した物質で、精力増強、滋養強壮の力があると言われています。
鹿の角は、古くから漢方の世界では、不老長寿の三大妙薬の一つと言われています。
三大妙薬とはこの鹿茸と、ジャコウ鹿の匂い袋である「麝香」、牛の胆石である「牛黄」です。
鹿の角と言われると、上の写真にあるような、立派に育った角を削って、それを薬にするのか?とお思いかもしれません。
漢方薬の中には、確かに立派に育った鹿の角を削って薬にすることもあるようですが、鹿茸と言われるものは、袋角と呼ばれるものです。
鹿は、毎年春になると、古い角が抜けて生え換わります。
袋角とは、春先に生え始める若い角で、外見は黒っぽく、表面は皮と産毛に覆われています。
角は柔らかく、中の成分はほとんどが血液や骨髄液、神経細胞が凝縮されているそうです。
この1日に2cmも伸びる袋角は、活発な細胞分裂を繰り返すパワーがあり、昔から造血・神経系に作用すると言われています。
また、男性ホルモンを体内で大量に作り出す能力もあると、考えられています。
そのため、古代中国の宮廷では「子宝に恵まれる妙薬」とも言われていたそうです。
鹿茸に対する研究では、下記のようなことが言われています。
脳と下半身の両方の血液循環が同時に改善することで、ストレス性EDや性機能改善、記憶力の向上に効果があるのでは?と期待されています。
鹿茸の主要効能
ロクジョウの効果は下記となります。
- 強壮・強精
- 造血作用
- インポテンツ対策など生殖機能の向上
- ホルモン系や免疫系の活性化
- 筋肉や骨の強化
- 疲労回復
- 心臓強化
- 血液循環系の強化
- 貧血予防
鹿茸精と言われる鹿茸70%のアルコール抽出エキスから作られるPantocrin(パントクリン鹿茸精)には、副交感神経末梢部の緊張亢進、神経の機能改善、筋系の機能改善、内分泌系の機能改善などの薬理作用があります。
心臓血管や心筋に特異的に作用し、心臓機能を改善、または腎臓機能の促進、筋肉の疲労改善、神経系統に鎮静的、強壮的に作用、精力減退に有効、性機能を回復、無気力症を改善等の作用があります。
鹿茸が持つ精力増強に対するパワー
鹿は一夫多妻とされている動物で、雄鹿の角の成長も極めて早く、その事から生命力が豊かだと注目されています。
昔から漢方薬などにされ、その薬効を期待されているとの事です。
鹿茸の品質や効能は鹿の若さが大切で、若ければ若いほど栄養や各種成分の含有量が充実し、薬効成分の効果が高いとされています。
特に鹿茸が持つパワーには、腎臓障害、身体衰弱による性機能低下などの症状に対し、鹿茸の効能が低下した性機能を回復する効果がありますので、男性の悩みには最適なのではないでしょうか?
昔から中国などでは、強壮、強精、長寿を目的として使用されてきた漢方薬である鹿茸です。
滋養強壮の効能が各国においても注目されており、研究が盛んに行われているようですので、男性の悩みである勃起不全の改善にもきっと役立ってくれる事でしょう。
海馬(ハイポキュームパス)
英語名「Hippocumpus」といい、漢方薬の世界では「海馬」と言われています。
この海馬は「タツノオトシゴ」の事。
タツノオトシゴを乾燥させたものは漢方薬でもよくつかわれ、血行促進、精力増強、ED・勃起不全の解消に効くと言われています。
トゲヨウジ(シンナトイデス・ビアキュレータス)
これは、トゲウオ目ヨウジウオ科のトゲヨウジという魚のこと。
または、英名:Syngnathoides Biaculeatus(シンナトイデス・ビアキュレータス)
この魚を乾燥させたものは、海竜といい、古くから漢方薬として使われてきました。
効能は海馬と同じく、血行促進、精力増強、ED・勃起不全解消に効くそうです。
霊芝(レイシ)
霊芝(レイシ)Ganodermaとは、マンネンタケ科の一年生キノコ
昔から漢方薬として用いられてきており、近年中国医学界で、効能や成分の研究が進んでいます。
おもな効能は、食欲、記憶力の向上、疲労軽減、咳、痰の改善、男性機能障害の治療などがあります。