性器と勃起について知ろう
EDに関する基礎知識の第一章は、男性性器の構造と、勃起についての解説です。
ED治療を考える前に、男性でも意外と知らない、陰茎や睾丸などの性器の構造とその働き、そしてなぜ陰茎が勃起するのかそのメカニズムについて、勉強しましょう。
男性性器の構造
男性の性器は陰茎(ペニス)や陰嚢(いんのう)といった、外から見える外性器と、精巣(睾丸)や前立腺と言った、体の中にある内性器に分けられます。
外性器について
- 陰茎(陰茎・ペニス)
- 陰茎(ペニス)とは、俗に「おちんちん」と言われる部分で、陰茎の先端部は「亀頭(きとう)」と言われ特に敏感な部分です。陰茎は尿の出口であると同時に、精液の出口でもありますが、尿道の途中には弁があり、尿と精液が混ざり合う事はありません。
陰茎の内部には、2本の「陰茎海綿体」と1本の「尿道海綿体」があります。海綿体とは、細かい血管が集まってできたスポンジ状の組織で、この海綿体に血液が流れ込み充血する事により、陰茎が勃起します。
陰茎の外側の皮膚を包皮と呼び、包皮は内部組織と融合していないため、容易に前後に動く事ができます。また、通常幼児期は包皮が亀頭まで覆っていますが、成人になると陰茎が発育し、包皮が反転し常に亀頭が露出した状態になります。しかし、成人しても亀頭が露出しない人もいて、これを俗に「包茎」と呼びます。
陰茎のサイズは、成人男性の通常時で8cm程度、勃起時で12~14cm程度と言われています。陰茎のサイズが大きいほど男らしいと言われる事もありますが、性交において陰茎のサイズはあまり重要ではなく、4cm以上あれば問題ないという医学的報告もされています。 - 陰嚢(いんのう)
- 精巣(睾丸)や精巣上体が入った袋を陰嚢と呼びます。
もともと、精巣は体内にある器官ですが、精子を作る上であまり高い温度は好ましくないため(一般的に32~34℃が適温と言われています)袋状の陰嚢により精巣が体外にでる構造となっています。
また、陰嚢表面はしわで覆われていて、陰嚢周辺の温度が高い場合はしわが伸びて精巣を体から離し、また温度が低い場合はしわが縮み精巣を体に近づけます。他にも陰嚢の表面積を広げ放熱をすることなどにより、精巣を常に適温に保つ働きをしています。
内性器について
- 精巣(睾丸・こうがん)
- 精巣は陰嚢に包まれた器官で、精子と男性ホルモンを作る役割を持っています。俗に「金玉」とも呼ばれ、卵状のものが左右1つずつ、合計2個あります。
睾丸の中には「精細管」という細い管が詰まっていて、健康な成人男性は1日に7千万から1億の精子を作ると言われています。 - 精巣上体(副睾丸)
- 精巣の上にある器官で、精巣で作られた精子をためておく役割があります。
- 精管
- 精巣上体から伸びる管で、精子の通り道となっています。長さは40cm程度あり、前立腺の中で尿道とつながっています。
- 精嚢(せいのう)
- 精管が前立腺に入る手前にある器官で、この精嚢から「精嚢分泌液」が分泌されます。
精嚢分泌液は、精液の7割を占める体液で、果糖が多く含まれており、精子の鞭毛活動をおこすエネルギー源と考えられています。精子は内部にエネルギー源を持たないので、この精嚢分泌液と混ざり合う事により、鞭毛活動を行うそうです。 - 前立腺
- 精管と尿道が合流する部分でm「前立腺液」を分泌します。
前立腺液は、精液の3割を占める体液で、精嚢分泌液、前立腺液、精子が混じって精液ができます。
前立腺液はクエン酸が多く含まれ、精液自体を弱アルカリ性に保ち、酸に弱い精子の生存を助ける役割があると考えられています。 - 尿道球腺(カウパー氏腺)
- 尿道球腺は、尿道の途中にある豆粒大の器官で、尿道球腺液を分泌します。
尿道球腺液とは、男性が性的興奮を受け、射精をする前に分泌される、無臭、無色透明な粘液で、酸に弱い精子の生存率を上げるために、通常弱酸性にある男性の尿道内を中性、あるいは弱アルカリ性にするために分泌されると言われています。
1702年にイギリスの医師ウイリアム・カウパー氏が医学書に発表した事から、カウパー氏腺、カウパー腺と呼ばれるようになりました。
勃起のメカニズム
陰茎の項目で既に説明したように、陰茎(ペニス)の内部には「陰茎海綿体」と言われる部分があり、そこに血液がうっ血する事により、陰茎は勃起します。
では、どのようなプロセスを経て、陰茎海綿体がうっ血し、勃起するのか、そのメカニズムを説明しましょう。
陰茎や、性感帯への刺激、視覚、聴覚、嗅覚、空想などにより、性的興奮を覚えると、自律神経の中の副交感神経から、勃起信号が発せられます。
勃起信号は、脊髄内の伝達神経を通り、腰椎にある、勃起中枢に伝わります。
勃起中枢に勃起信号が伝わると、勃起中枢末端部からNO(一酸化窒素)が大量に放出されます。
NOの放出により、陰茎周辺の血液内に環状グアノシン-リン酸(cGMP)が発生します。このcGMPは、陰茎血管の平滑筋を弛緩させ動脈血管を拡張させる働きがあり、これにより陰茎動脈が拡張し陰茎海綿体に大量の血液が流入します。
血液が流入した陰茎海綿体は、水を吸収したスポンジのように膨れ上がります。
これにより陰茎海綿体を包み込む白膜が引き延ばされ、陰茎静脈が閉塞します。
すると、血液の流出が少なくなり、陰茎海綿体はうっ血した状態になります。
この事により、陰茎が通常時より膨らみ、かつ硬くなる勃起状態となります。
ちなみにcGMPが発生すると同時にcGMPを分解する5型ホスホジエステラーゼ(PDE-5)という物質も発生し、時間とともに陰茎血管の拡張も収まり、勃起状態が維持できなくなってきます。
勃起不全治療薬と言われるバイアグラやレビトラなどは、このPDE-5の動きを阻害し、cGMPの分解を止めることにより、陰茎血管の拡張状態を長引かせ、勃起状態の維持をさせる薬品です。
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