ノルアドレナリン
ノルアドレナリンとは、ストレス、疲労や不安、痛みを感じた時などに血中に放出される神経伝達物質の一つです。
また、怒りのホルモンとも呼ばれ、ストレスを感じて怒りの状態になると多量に分泌される物質でもあります。
その他にも、やる気を起こさせる事に関係すると言われ、記憶や学習などにも影響を与えるそうです。
ノルアドレナリンに関しては、バランスよく分泌されていれば精神的に安定している状態となりますが過剰に分泌されると、パニックを引き起こしたり、現代の若者に多いとされるキレやすい性格になるなど、人間の精神的な部分に、大きく関係している物質と言えるでしょう。
この事から、精神的な部分が関係してくる、ED・勃起不全や早漏などの悩みを持つ男性には気になる物質とも言えそうです。
ノルアドレナリンはストレスなど何らかの原因で多く分泌されると、脳内で過剰な興奮が生じ、交感神経が刺激される事で射精命令が異常に早く伝達され、 早漏の引き金となってしまいます。
ノルアドレナリンが過剰に分泌されると、同じ神経伝達物質であるセロトニンが抑制してくれるそうです。
その事により交感神経や脳への作用が抑制され、早漏などの症状が改善される事がわかっています。
主なノルアドレナリンの作用
- 覚醒作用
- 心拍数・血圧の上昇
- 身体を緊張・興奮状態にする
- 注意力や集中力、判断力、作業効率を高める
- 物事へのやる気・意欲を高める
- 緊急時には痛覚を遮断させる
- 長期記憶、学習能力を高める
- ストレスの耐性を強める
- 食欲の低下、便秘
神経伝達物質であるノルアドレナリンに関しては、適度な量が分泌されている状態が望ましいとされます。
しかし、特にストレスに弱い人は、脳がストレスや疲労、不安などを感じると、ノルアドレナリンが過剰に分泌されてしまいます。
つまり、なるべくストレスの無い生活を心がける事がノルアドレナリンを過剰分泌させない方法なのですが、働き盛りの男性には、仕事上などのストレスはなかなか払拭できない存在でもあります。
逆に考えればノルアドレナリンは集中力を高め興奮状態にもっていく作用がありますので、日中は、ストレスによるノルアドレナリンの作用を借りてバリバリ仕事に励んで、仕事終了後はストレス発散を心がけ、パートナーとの楽しいセックスライフといった、ノルアドレナリンと上手に付き合っていくのが大切なのかもしれません。