精力と寿命の関係について

精力と寿命の意外な関係って?

男性で精力が強い人って、長生きするってイメージありませんか?
いつも元気ハツラツで、肌の色つやもよく、女性のうわさも絶えない。

では、精力が強いって、一体なんでしょう?

セックスが好きなこと?それとも生殖本能?

セックスの回数が多いと長生きなんて噂もありますが、精力と寿命の関係ってあるのかな?

精力減退の対策を考える前に、まずは精力についてちゃんとした知識が必要ですね。
ここでは、精力とはなにか?ということと、寿命にどう関係あるのかな?を考えていきます。

セックスが増えると寿命が延びるってホント?

セックスの回数と寿命について、イギリスの研究機関が過去データを分析をしました。

その結果、中高年齢層(40~65歳)を対象に、セックス回数と健康に関するデータを取ったところ、セックス回数が多い人ほど長生きをする傾向にあるという結論に達したそうです。
それは、エンドルフィンと言うホルモンが関係しているのではないかと考えているようです。

また、アメリカの研究では、女性はオーガズムを感じることにより、ストレスが緩和され、体内の抵抗力も増え結果寿命が延びるそうです。

参考PDF:Declines in Sexual Activity and Function Predict Incident Health Problems in Older Adults: Prospective Findings from the English Longitudinal Study of Ageing | SpringerLink

なぜセックスが増えると寿命が延びるのか?

セックスと寿命に密接な関係があることがわかっていただけたと思いますが、なぜセックス回数が多いと寿命が延びるのでしょうか?

実際のところ、セックスにより1分あたり4Kcalを消費します。
1時間もしたら結構な運動量になりますので、体への負担も考えなくてはいけませんよね?

ハッキリとした裏付けはないのですが、どうもホルモンの分泌に関係してくると思うのです。
男性にしろ、女性にしろ、体内で分泌されるホルモンは体調を整えるのにとても大切なものです。

加齢によりホルモン分泌が減り体内のホルモンバランスが崩れると、体調が悪くなったり、精神バランスも崩れてきます。

いわゆる、更年期障害での悩みで女性の話はよく聞きますが、近年男性も多いと言われてきています。

ホルモン分泌とセックスと精力

男性にしろ、女性にしろ、しっかりとホルモンが分泌されれば寿命が延びるという事です。

では、どうやったらホルモン分泌が盛んになるのでしょうか?

食事療法やストレス軽減など、いろいろな方法があるのですが、セックスもホルモン分泌を増やす一つの方法と思えます。

ホルモンを生成する器官は男性も女性も生殖器にあり、ホルモンとセックスは密接な関係にあります。
となると、セックスの回数を増やすことにより、ホルモン分泌も盛んになっていくことが分かると思います。

そして、セックスといえば、精力が不可欠でしょう。

特に男性は、精力=精子製造力、精子を作るという事はホルモンも作られる事ですから、精力を上げるという事はホルモン分泌を盛んにするという事に通じるのです。

まとめますと、ホルモン分泌を増やすことは、寿命延長に繋がり、そのホルモン分泌を増やすには精力増強が不可欠、そして同時にセックスをすることもホルモン分泌に役立つという事です。

セックスによりストレスが解消され眠気が襲う

セックスによりホルモン分泌が増え寿命が延びるという話は、理解していただけたでしょうか。

もう一つ、セックスと寿命に関するお話があります。
それは、オーガズムに達することにより、脳内物質が発生し誘眠作用が起きるそうです。

セックスした後、眠くなってしまうでしょ?
その誘眠作用により、ぐっすり眠ることで疲労やストレスが解消され結果的に寿命に影響して来るという話もあります。

参考論文:高齢者の 日常生活・睡眠と健康に関する研究

ここからは精力の定義について

精力とは、性能力・生殖能力のことです。

つまり、子孫を残す能力の事を、精力と言います。

子孫を残す能力の基となっているのは、精子を作る能力です。
健康で元気のいい精子を作る力が大きければ大きいほど、子孫を残す能力も強くなります。

「精力がある」ということは?
「性能力がある」「生殖能力がある」ということになります。


あの人は精力が強いという事を時々聞きますが、”精力が強い”ということは「生殖能力が他の人と比べて強い・優秀」ということなので、子孫を残すことが重要な自然界において、大変優秀な生物であると言えると思います。

では逆に性欲ってなに?

「精力」と並んで言われることに「性欲」があります。

「性欲」とは、「生殖活動をしたい」という欲求であり、これは子孫を残すことが重要事項である生物として当然あるべきものなのです。

一般的に「性欲が強い」というと、恥ずかしいとか、忌み嫌われるものですが、人間が生物として本来持っている本能に沿った要求であるのです。

つまり精力とは「生物として子孫を残すためにの生殖能力」であり、性欲とは「その生殖能力を使って子孫を残したいという欲求」ということなのです。

精力と年齢の関係

男性の性欲は、睾丸の造精に深く関係し、睾丸から分泌されるホルモンに左右されるといいます。

動物のオスが去勢のため睾丸を摘出すると、性欲が低下するそうです。

事実、私の家で飼っている犬は去勢したら、すっかりおとなしくなってしまいました。
また、このホルモンの分泌は思春期の頃が最も多く、年齢を重ねると少なくなるそうです。

これが、「年をとると精力が減退する 」という所以なのです。

精力を増強する必要はあるのか?

精力の増強を考えるにあたり、まず最初に精力とホルモンの関係について考えてみたいと思います。

精力はなぜ強くなくてはいけないのか?
精力と男性ホルモンの関係とは?

ということを、考えてみました。

精力と男性ホルモンの関係

精力は子孫を残す能力ですから、子作りが必要な年代(20代~30代)には、強い精力が必要です。

精力が弱ければ大切な子作りができなくなります。

では、もう子作りが必要ない40代以降の中高年齢層には精力は必要ないのでしょうか?いえ、中高年齢層にも精力は必要なのです。

と、言っても中高年齢層になっても、子作りをしなさいと言うことではないのです。
精子は睾丸で作られますが、同時に男性ホルモンも睾丸で作られ、男性ホルモンの生成は精力と密接な関係にあるのです。

精子製造能力が最も高い、10代後半から20代後半にかけて、男性ホルモンの分泌はピークを迎えます。

そして、精力の減退に比例するかのように、年齢を重ねると男性ホルモンの分泌も落ちてくるそうです。

男性ホルモンの分泌を活性化する。

これも、精力増強のもう一つの理由と言えるかもしれません。

精力が衰えるとどうなるの?

精力イコール子孫を残す能力が衰えるということは、子作りをする能力が衰えるということです。

単に精子が出ない射精ができないと言う事だけではなく、勃起しない、セックスをする気になれないといった事も起きてきます。

現代の若年層を表す「草食系男子」この理由の一つに精力減退があるかもしれませんね。
そして、先ほども説明しましたように、精子製造能力と男性ホルモンの分泌には密接な関係があります。

精力の衰えは、男性ホルモンの分泌の減少と結びついているのです。

男性ホルモンの分泌が衰えることにより、ホルモンバランスが崩れ、更年期障害や体調不良の原因にもなってくるでしょう。
精力と言うのは、生殖能力だけではなく、体調や健康にも関係してくるのです。

ここからは精力と日常生活での関係について

精力増強の方法には、数多くの方法があります。

精力増強剤や滋養強壮剤、あるいはED治療薬などの薬に頼るのもいいでしょう。
しかし、日常生活の中にも、少し気をつければ精力増強に繋がる事はたくさんあります。

ここからは、そんな日常生活でできる精力強化について考えてみました。

食生活から考える

毎日の生活の中で必ず行う食事。
この食事の中にも精力増強の対策が隠されています。

昔から言われる「精がつく物」を、意識してバランスよく摂取することにより、弱っていた精力が回復することもあります。

ヨウ素
昆布やわかめなどの海藻類に多く含まれるヨウ素は生殖機能に関係が深い甲状腺の回復に良いそうです。
亜鉛
肉類、魚介類、レバー、卵黄、牡蠣などに多く含まれる亜鉛は、生殖能力の向上に効果があると言われています
ビタミンB1
豚肉やうなぎ、玄米などに含まれるビタミンB1はでんぷんや糖質をエネルギーに変える重要な栄養素です。
ビタミンC
みかんやいちごなどフルーツに多く含まれるビタミンCはストレスへの抵抗力を強めると言われています。精力減退の大きな要因であるストレスに強い体質を作る上で欠かせない栄養素ですね。
ビタミンE
うなぎ、たらこ、アーモンド、ピーナッツなどに多く含まれるビタミンEはホルモンバランスを整え、生殖機能を向上させ、さらに血行を促進して体調の改善も期待できます。
その他、精力増強に良いとされる食材
ココア、おくら、納豆、キウイ、山芋、レンコン、きのこ、アスパラガス、チーズ、ゴマ、生姜などが精力増強に良いと言われています。

適度な運動も必要です

適度な運動は新陳代謝が高まり体が活発化され、そのことにより体調が改善され、血行もよくなり結果精力も増強されます。

つまり、健康な体には健康な精力が宿るということですね。

適度な運動による軽い疲労は、質のよい睡眠にもつながります。

ただし、過度な運動は逆に体調悪化にもつながりますので、何事も程々にしておくのがよいでしょう。

適切な睡眠をとるといい事

適切な睡眠、質のよい睡眠は、脳の活性化、心と体の疲労回復、ストレスの解消に役立ち、結果精力減退の改善につながります。

睡眠不足は大きなストレスとなり、精力減退の原因となるばかりか体調不良につながります。

以下のことに気をつけて質のよい充分な睡眠を取り、健康な体質を作りましょう。

胃への負担を減らす
満腹の状態は胃への負担が大きく、よい睡眠が取れません。睡眠時は満腹状態を避けるほうが良いでしょう。
また、コーヒーや紅茶などカフェインが多い飲み物も胃への負担が大きいので、睡眠前はホットミルクなど胃への負担が少ない飲み物を飲むようにしましょう。
温めの入浴で心身リラックス
温めのお湯にゆっくりと浸かることにより、心身ともにリラックスできます。
また、人間は体温が下がると眠気を催しますので、入浴により上がった体温がゆっくり下がることにより、入眠しやすい環境を作ることに役立ちます。
リラックした精神状態
寝る直前まで考え事をしたり、頭を使ったり、興奮するような映画、テレビを見るとなかなか寝付けないものです。
布団の中では楽しいことだけを考え、リラックした状態になり、良い睡眠を取りましょう

タバコとお酒に要注意

深酒やアルコール依存症に陥るほどの飲酒は、自律神経や大脳に悪影響を及ぼし、勃起不全や精力減退につながります。

タバコの中のニコチンは血管を収縮させる効果があり、ヘビースモーカーは勃起不全、精力減退となり易いと言われています。

適度な飲酒や喫煙は大丈夫ですが、やはり過度な飲酒、喫煙は体調を悪化させるばかりではなく、精力減退、勃起不全の原因ともなってしまいます。

ぜひ、この記事が少しでも参考になりましたら幸いです。

以上、精力と寿命の関係とは?についてでした。

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