男女のオーガズムの違いって?
人はエッチによる性的刺激をうけると、性的興奮を覚え、エクスタシーを感じます。
刺激が続くと性的興奮はどんどん高まり、そのピークの時に感じる、性的、心理的絶頂感をオーガズム(性的絶頂)と言います。
このオーガズムですが、男性と女性とでは違う感覚と言われています。
一人の人間が、男性のオーガズムと女性のオーガズム、両方を経験することはできません。
具体的にどう違うかというのは難しいのですが、一般的には男性のオーガズムは1回だけだが、女性は何回もオーガズムを迎えることが出来るのです。
そんな謎めいた、男女のオーガズムの違いについて、このページでまとめてみました。
男性のオーガズム
男性のオーガズムの特徴は、快感度合のピークでオーガズムを迎え、同時に射精することにあります。
男性は刺激を受けると、快感度合はどんどん高まり、そのピークでオーガズムを迎え射精をします。
射精をすると、性欲は一気になくなり、快感度合も平常値に戻ります。
イッた後に、脳下垂体からプロラクチンというホルモンが血液中に分泌されます。
このプロラクチンは、女性の母乳製造を促進するホルモンですが、性欲を抑える働きもあります。
そのため、射精によりプロラクチンが分泌されると、男性は急激に性欲がなくなり、性的興奮も通常状態に戻ります。
つまり、射精をしたら、急激に冷めてしまうのが男性のオーガズムパターンです。
ただし、例外的にプロラクチンの分泌が少ない、あるいは極端に低い人がいて、そのような方は、射精しても性欲は萎えることがないそうです。
女性のオーガズム
男性同様、女性も性的刺激を受けると快感度が上がっていきます。
しかし、女性の快感度は男性のように一気にピークに行くのではなく一旦、平坦部という部分を迎えます。
快感度合は高いのですが、しばらくはその増加が微量なエリアです。
セックスの経験が少ないカップルは、この部分がオーガズムかと勘違いしてしまう事が多いのですが、そこからさらに刺激を受けると、一気に快感度が上がり、オーガズムを迎えます。
オーガズムを迎えた後も、男性のように快感度が減少するのではなく、しばらく快感度が高い状態にあり、徐々に減少していきます。
これが、男性と違う女性のオーガズムの迎え方なのです。
また、女性の中には、左図のように、一旦オーガズムを迎えた後でも、引き続き性的刺激を受けると、何回でもオーガズムを迎える、「マルチプルオーガズム」を体験する方もいます。
これも、特別な方だけではなく、男性のリードがうまければ、多くの女性がこのようなマルチプルオーガズムを感じることが出来るそうです。
しかし、残念ながら日本女性の50%はオーガズムを体験していないと言われています。
図のように、快感度合が高まり、平坦期に差し掛かった時、そこで満足してしまう、あるいはパートナーの男性が、それ以上の刺激を与えないため、オーガズムを感じないまま終了してしまうのが原因だそうです。
セックスは子作りのためのもので、快感を得るものではないという、社会的文化背景のために、オーガズムを感じるまで行かなかったことも原因にあるそうです。
オーガズムを迎えた時の女性の変化
男性の場合、オーガズム=射精という具体的な身体的変化があり、さらにオーガズム以降は急激に性欲が萎えてしまうので、オーガズムを迎えたかどうかというのが、はっきりしています。
対して、女性の変化は微妙であるため、オーガズムを迎えたかどうかパートナーがわからない事が多く、さらに女性本人もオーガズムを体験していないと、はたしてこれがオーガズムかどうか、分かっていない人も多いそうです。
では、オーガズムを迎えた時、女性の体はどうなっているのでしょうか?
オーガズムを迎えると、男性の陰茎が痙攣するのと同じように、女性の膣の周りの筋肉がリズミカルな収縮を繰り返すそうです。
また、乳首が固くなり、上腹部あたりからセックス・フラッシュと言って皮下の血管が拡張し赤みを帯びてきます。
さらに、オーガズムを迎えるとお腹の筋肉が緊張により固くなり、手足が小刻みに震え、呼吸や脈拍が早くなり、血圧も上がります。
思考は停止し、頭の中は真っ白になり、視覚、味覚、聴覚などの感覚がマヒするそうです。
人によっては、失神に近い状態になるそうです。
ただし、オーガズムを迎えた時の反応は、人それぞれですので、パートナーがこのような反応を示していないからと言って、オーガズムに達していないと限ったわけではありません。
ようは、パートナーが芯からあなたとのセックスに満足しているかどうかという事が重要な事だと思います。
ぜひ、この記事が少しでも参考になりましたら幸いです。