回復力アップするためには
回復力アップするための方法について考えてみました。
まず、男性がオーガズムに達して射精した後、急速に性欲を失い、なかなか勃起しづらい原因はプロラクチンというホルモンにあると、前項で説明しました。
このプロラクチンは男性でも女性でも分泌するホルモンで、女性の場合、母乳の出がよくなるという効果と、妊娠しづらくなるという効果があります。
男性の場合は、このホルモンが分泌されると、性欲が失われ勃起しづらくなるという効果があります。
つまり、このプロラクチンを抑制する方法があれば、射精後の性欲の回復も早くなると言うことですが、残念ながら現在射精後のプロラクチンを抑制する方法は見つかっておりません。
しかし、なぜ射精後プロラクチンが分泌されて性欲が減少するのでしょうか?
これは、私説ですが射精後充分に精液が溜まっていない状態で再度性交しても、受精の確率が落ちるため、精液が充分に貯まるまで、性欲が抑制されているのではないでしょうか?
それならば、精液の生産能力を向上させれば、回復力もアップすると考えました。
精子の生産について
一般的な成人男子で、1日に5,000万匹から1億匹の精子を生産すると言われています。
また、1分間に1,500匹の精子を生産するという説もあります。
1回の射精で3~6CCの精液を射精し、その中には2~3億の精子がいるそうです。
精子は精巣(睾丸)にて生産されます。
生産された精子は精巣上体に移動し熟成(成長)しながら精巣上体尾部に移動し、射精の瞬間を待ちます。
精子が生産され、熟成・成長するのに、およそ74日間かかると言われています。
性的刺激により、オーガズムが近づくと精子が精管に押し出され、精管膨大部に貯められます。
精管膨大部に貯められた精子は、オーガズムの時に射精管を通り射出され、それと同時に精嚢からは精嚢分泌物が、前立腺からは前立腺液が分泌され、精子と混ざり精液となって射精されます。
精子自体は睾丸にて生産されますが、この生産プロセスも近年新しい論文が発表されるなど、まだ解明されていないことが多いそうです。
精力増強が回復力アップに繋がる
精液の生産能力を向上させれば、回復力も向上すると考えました。
では、精液の生産能力向上はどうしたらいいのでしょうか。
それは精力増強にあると思います。
性欲は精力と関係し、精子の生産能力とも密接につながっています。
特に、若い頃は何回も出来たのに・・・・
とお考えの方は、加齢による精力の減少が回復力の低下に繋がっていると思います。
精力増強は、すでにこのコラムでも述べられたとおり
・ヨウ素、亜鉛、ビタミンB1,C,Eなどを含む食事をバランスよく取る
・適度な運動をする
・適切な睡眠をとる
・喫煙や飲酒に充分注意する
などの取り組みにより、健康で若々しい体づくりをして、実現できるものです。
回復力が強い、若々しい体は、日々の努力により生まれるものだと思います。