こんにちは!
男性向けジャムウショップ「エムズジャムウマーケット」の不思議店長です。
今日は、僕がバリ島で出会った最初の不思議「バリアン」について、お話します。

バリアンとは、「呪術師」と言われる人たちで、現代のように医療体制が整っていなかった時代から、医者の代わりに活躍しており、現代でもまだ、活躍しているバリアンもたくさんいます。

バリアンには、6つの種類があると言われており、大きく分けると「呪医師」と「呪術師」に分かれます。

「呪医師」は、その名前の通り、医療に携わるバリアンです。
もちろん、医療体制が確立している現代、町にはたくさんの病院やお医者さんがいます。でも、お金がなくてそのような病院に通えない人、田舎に住んでいて近くに医者がいない、お医者さんでもなかなか治らない人、などは今でもバリアンを訪ねていきます。

バリアンと聞くと、病気やけがをお祈りだけで直すのでは?と思われるかもしれませんが、たしかに治療の前には祭壇にお供え物や、お祈りをしますが、薬草を使ったり、レントゲンを使ったりして、かなり理にかなった治療をする所が多いそうです。
産婦人科のバリアンもいますが、日本で言うお産婆さんのようなものでしょうか?

また、バリ島の方は、体の具合が悪くなると村のマッサージ師の所に行きます。ボディマッサージやリフレクソロジーなど、マッサージもいろいろありますが、マッサージにより体内の血流を改善し、体の調子を整える、このマッサージ師も、バリアンの一種類と言えるかもしれません。

エムズジャムウマーケットが扱っている、インドネシアの秘薬ジャムウも、このバリアンによって古代から現代に伝承されてきたのです。伝承と言っても、口承が多く、しっかりした資料もないので、ジャムウはいまだに「不思議なハーブ」と呼ばれているんですよ。

もう一つのバリアンが「呪術師」と呼ばれるもので、こちらは不思議度満点です。

この呪術師バリアンにもいろいろな種類があり、よく見聞きするのが占い師です。バリアン占いは現代でも盛んに行われていて、結構大きな会社の社長さんや政治家も頼りにしているそうです。
今日本で公開されている「食べて、祈って、恋をして」で主人公がウブドで手相を見てもらうクトゥさん(Pak.Ketut)も、ウブドでは有名なバリアンなのです。
バリアンの占いもいろいろな種類があって、手相、人相を見る人もいれば、その人の先祖の霊と交信してお話をする人、占星術をする人など、各々得意分野があるそうです。

そして、超不思議度満点なのが「ブラックマジック」を使うバリアンです。
ブラックマジックとは「黒魔術」。つまり相手に呪いをかけるのです。
「すごく流行っていたお店が急にお客さんが来なくなった」「結婚が決まっていた2人が急に別れた」など、不思議な事が起きるとバリ人は「きっとブラックマジックをかけられたんだ」と言います。
ブラックマジックにはマイナスばかりではなく「辺鄙なところにあるお店なのに、お客さんが多い」「そんなにかっこよくないのに、いつも女の子にもてている」なんて事があっても「ブラックマジックだ」となります。

このブラックマジックに対抗するのが「ホワイトマジック」とか「カウンターマジック」と呼ばれるものです。
不思議な事や、悪い事が起こると「ホワイトマジック」を使うバリアンを呼んでみてもらいます。もし「ブラックマジック」を掛けられていたら、そのマジックを説いてもらうのです。

こんな不可思議なバリアン・・・信じるか信じないかは、あなた次第です・・・!

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