こんにちは。
男性向けジャムウショップ「エムズジャムウマーケット」の不思議店長です。
今日はバリ島の宗教についてお話をしたいと思います。

バリ島のお話をする前に、インドネシアの宗教のお話を・・・

時々「インドネシアってイスラム国家ですよね?」なんて聞かれることがあります。
これって、ある意味正解である意味間違いです。

インドネシア国民の90%以上はイスラム教徒です。イスラム教の政党もあり、国内政治においてイスラム教は強い影響力を持っています。そういう意味ではイスラム国家と言えなくもないです。
しかし、インドネシアには他にもキリスト教徒、仏教徒、ヒンドゥー教徒など他宗教もあります。「国の宗教はイスラム教にする」という法律はありません。そういう意味ではイスラム国家ではないとも言えるでしょう。

インドネシア共和国の憲法の前文にはパンチャシラ(Panca Sila)という建国五原則があり、その第1条項は「唯一神の信仰」です。簡単に言うと、一神教(唯一神をもつ宗教)の信仰は国家理念の柱なのです。そのため、国民は何らかの一神教を信仰しなくてはいけないのです。ただし、「一神教を信仰」であって「イスラム教の信仰」ではないのです。キリスト教や仏教など他の宗教の信仰も認めているのです。

バリ島に長期滞在している店長は運転免許証を取る時、その申請書に「アガマ(Agama)=宗教」を記入する欄があり「あ~、日本とは違うんだな」と実感しました。ほとんど無宗教と言える日本人は、公共の申請書に「あなたの信仰する宗教を書きなさい」なんてあったら、戸惑ってしまいますが、実家のお寺が真言宗の店長は「仏教(ブッダ)」と記載しました。
ちなみに、デンパサールの携帯ショップで携帯電話を買うときも、申込書に「アガマ」を書く欄がありました・・・


さて、話をバリ島に戻して、バリ島の宗教についてお話をします。
ご存知の方も多いと思いますが、バリ島の大半の住民はヒンドゥー教の教徒です。もちろん、イスラム教、キリスト教、仏教など他の宗教を信仰される方もいますが、バリ島ではほとんどの方がヒンドゥー教を信仰しています。

ヒンドゥー教といえば、本家はインドです。ただし、本家のヒンドゥー教とは、若干違う部分があります。そのため、インドのヒンドゥー教と区別するためバリ島のヒンドゥー教を「バリ・ヒンドゥー」という方もいます。

本家インドのヒンドゥー教とバリ島のヒンドゥー教の一番大きな違いは、バリ島のヒンドゥー教には「イダ・サン・ヒャン・ウイディ・ワソ(Ida Sang Hyang Widih Wasa)」という唯一至高神がいることです。インドのヒンドゥー教は多神教であり、最高神と言われるのは「シヴァ神」「ヴィシュヌ神」「ブラフマー神」の3神です。

バリ島のヒンドゥー教も先の3神やスルヨと言われる太陽神などをあがめる多神教です。
しかし、もう一度先に説明したパンチャシラ(建国五原則)を見てください。第一条項は「唯一神の信仰」です。唯一至高神をもつ宗教を信仰しなさい、と言うことなのです。

そうなると、多神教であるヒンドゥー教は唯一神教ではないので、インドネシア政府から公認されないのです。公認されない宗教は俗信、土着伝統宗教と扱われます。
建国時、政府から「他の宗教に改宗せよ」という命令は出なかったそうですが、昔からヒンドゥー教を信仰しているバリの人たちにとって、自分たちが信仰している宗教が政府から公認されない、認めてもらえない、というのは非常に居心地が悪いものだそうです。

そこで、バリ人エリートの主導で自分たちの宗教を政府に認めてもらおうという運動がおこり、その運動の中で「バリ島のヒンドゥー教は、イダ・サン・ヒャン・ウイディ・ワソ神を信仰する唯一神教であり、シヴァ神やヴィシュヌ神などは、このイダ・サン・ヒャン・ウイディ・ワソ神のかりそめの姿である」という考えができたそうです。

このような歴史背景があり、バリ島のヒンドゥー教には本家インドのヒンドゥー教にはない唯一神イダ・サン・ヒャン・ウイディ・ワソがあるのです。

バリ島の宗教については、まだまだ、お話しすることがいっぱいありますが、今回はこの辺で・・・

ヒンドゥー教の宗教行事にも積極的に参加する不思議店長のお店「エムズジャムウマーケット」はこちら。
お気軽にお立ち寄りください。
媚薬系・精力剤系ジャムウのショップ