バリ島の芸能~バロンダンス

こんにちは。男性向けジャムウショップ・エムズジャムウマーケットの不思議店長です。
今日は、バリ島の芸能、バロンダンスについてお話しします。

バロンダンスは、ケチャダンス、レゴンダンスと並び、バリ島の3大舞踊の一つです。

バロンダンスに使われるバロンとは、日本でいう獅子舞のようなもので、聖獣とされています。容姿も、神聖視されているところも日本の獅子舞に似ており、大本は同じかと思われます。

日本の獅子舞は、現在ではお正月か「たむけん」でしか見られなくなりましたが、バリ島のバロンは今でも大切な神様として、各村のプラ・ダラムのご神体(ススォナン)として大切にされています。そして、プラダラムのお祭り(オダラン)の際、お寺から出され、パレードや踊りに使われます。この時、バロンを使って踊られるのが「バロンダンス」です。
バロン
上の写真は、ガルンガンの時に子供たちにより村の中を回るバロンです。

オダランの時に、ご神体のバロンを使って踊られるバロンダンスは、神様に奉納される踊りですので一般観光向けではありません。
ただし、ちゃんと正装をして、マナーを守れば観光客でも見ることはできますので、もし機会があればぜひ、御覧ください。

観光客が気軽に見られる「バロンダンス」は、プラダラムのオダランの際行われる歌劇「チャロナラン」をもとに、観光用に作り直されたもので、バリ島の至る所で上演されています。
特に有名なのは、サヌールのお隣り、バトゥブラン村で行われているものです。バトゥブラン村には複数の歌劇団があり、その歌劇団が毎日観光客向けのバロンダンスを上演しています。

このバトゥブラン村は南部のリゾートエリアから、ウブドやキンタマーニなどの観光地に向かう途中にあるので、ほとんどの歌劇団が観光に向かうお客さんのために朝10時頃から上演をしています。多くの観光ツアーは、まず朝一番にバロンダンスを見て、それからウブドやキンタマーニに向かうというスケジュールをとっています。

バロン

この観光用バロンダンスのもとになったチャロナランは3時間から6時間くらいの劇なのですが、そんなに長くては観光客も退屈しまうので、観光用バロンダンスは、1時間くらいにまとめてあります。

劇のあらすじを簡単に説明します。

ある国の王子サデワは、死神の生贄とされる運命にありました。
王子を愛する女王や首相は、なんとか生贄にならないように、努力しましたが魔女の呪いで、結局王子を死神のもとに差し出します。
そんな王子を不憫に思ったシワ(シヴァ)神は王子を不死の体にします。
王子が不死の体になったことを悟った死神は自分の負けを認め、王子に殺してもらい、天国に行きます。
死神の弟子カレカは、王子に死神と同じように殺して欲しいと頼みますが、王子は承知しません。
カレカは、鳥などに変身して王子と戦いますが、どうしても王子に勝てず、最後に魔女ランダに変身します。
魔女ランダにはかなわない王子は、聖獣バロンに変身します。
ランダとバロンは力が拮抗しているので、二人の戦いは決着がつかず、永遠に続いていくのです。

この、バロンダンスのもととなるバロンとランダの争いは「その中は、善と悪があり、常にバランスを保っている」というヒンドゥーの教えを分かりやすく説いたものだと言われています。

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